火曜山遊会

6月山行報告

上州武尊 武尊神社~山頂 2017.6.5

残雪意外とあった。






一つ目の鎖。
雪解けで濡れて滑りやすい。









天気にも恵まれ360度山々がよく見えました。







下山は剣ヶ峰山(2020M)を経由して
駐車場17時30分

谷川岳 一ノ倉沢南稜 2017.6.9

かつての長谷川恒男や森田勝などの自叙伝や小説に、必ずと言っていいほど出て来て、数々の一流クライマー達を虜にしてきた谷川岳一ノ倉沢。小説の中のフィールドに自分の身を置けた事が夢の様な感覚だった。

昨年の12月にG藤さんから、「頑張れば日帰りも可能だ」という事を聞き、それならば行きたいと思ってそこへ向けて1月から岩トレに励んだ。春先の沢も多少我慢して、とにかくロープワークと登攀を練習した。

今回の総合的なリーダーは「形だけリーダー」の私で、コースリーダーは何回も一ノ倉へ行っているG藤さんにお願いした。G藤さんのチーム編成によりMさんと私がペア。G藤さん、N倉さん、Sちゃんのトリオパーティの編成で登攀した。私達2人となると「つるべ」で登攀していく事になる。緊張もするが楽しみも大きかった。

1ピッチ目は私がリードする事になって、練習通りロープをクリップしていく。「よし!順調だ・・」そう思って1ピッチ目の核心部であろう、最初少し被り気味のチムニーに差し掛かった。4級との事だが結構難しい。トップロープとは違うのでかなり慎重になり、右往左往してからチムニー直登を決め、チムニー内で1個目のクリップをしてから次の手は身長の半分位上の残置を掴めば何とか越せそうだった。グーっと身体と手を伸ばしてあと5センチで残置スリングに手が届く・・・。

 

そこでなんと!足が外れて落ちた!

 

チムニー直下は傾斜が少しあるテラス状になっていて、そこのテラス状の岩にズドーンとお尻から落ちた。後は傾斜のついたテラスの上をゴロゴロゴロ~!回転してなかなか止まらない。ヘルメットの部分を岩に打ち付けた感覚がわかり、大して痛くないと思っていた矢先にオデコに衝撃を感じた。「痛ってぇ~~~!!」と目の奥に星が散る中で転がっていると眼下に烏帽子スラブが見えて来て、「ああ、あそこに落ちて打ち付けられたら私、確実に死ぬな・・・1ピッチ目で早くも死ぬのか~?」と思っていた所で・・「と、と、止まったぁ~~。」3〜4mは落ちただろうか。起き上がって痛むオデコを触ると大きなタンコブができている。どうやら出血はしていない様だった。

南稜テラスでビレイしているMさんが心配そうに見ている。(止めてくれてありがとう)何故こんなに落ちたかというと、チムニー内で取ったランニングのヌンチャクを120cmシュリンゲのアルパインヌンチャクで取ってしまった為に結構落ちたのだと思う。チムニーが割と難しく感じて右に逃げるかもしれないと思い、長めのヌンチャクで取っていたのだ。チムニー直登を決めた時に短いヌンチャクに変えればこんなには落なかったかもしれない。

私の判断ミスだったと思う。とにかく、リード者は何が何でも難所を越え先へ進まねばならないので、気持ちを切り替えて再度チムニーに取り付く。次は何とか無事に越えて1ピッチ目終了。私が苦労したチムニーをセカンドのMさんは難なく越えてきた。さすが、関西で鍛えてるだけある。そして次のちょっとしたアクシデントは確か5ピッチ目のリードの時。ここは出だしが磨かれたスラブ状の岩で所々濡れている。眼下に見える滝沢本谷が所々に雪渓を残し、その間を雪解けの水が轟々と音をたてて白いしぶきを上げている。吸い込まれそうな美しさが怖いくらいだ。

1ピン目のクリップが早く欲しい所だが、ハーケンが見当たらないので濡れたスラブを騙しだまし登っていたその時、ツルッ!!と滑ってしまった。(本谷の藻屑となるのか?!)しかし、とっさにお尻を岩に押し付け滑り台を滑る様な体勢を取り服のフリクションを効かせたら自然に止まった。私が滑っている最中、焦りまくってロープをさばいているMさんの姿が今でも目に焼きついている。今日のパートナーにはさぞかしヒヤヒヤさせらているだろうと思うと可哀想だと思う気持ちと、そんな自分の力量の低さに辟易したが、落ち込んでいる暇は無い。気を取り直し濡れたスラブは回避してすぐにリッジに上がる事にした。ここのリッジは右側がスッパリ切れ落ちていて高感度と眺めが抜群。所々に浮石もあるが、ホールドは豊富。何とか無事に5ピッチ目終了。最終ピッチの最後がここの核心部。そこはさすがのMさんが見事にクリアーして私はセカンドで楽しく登らせていただいた。

こうして、登攀は何とか・・・何とか無事に・・・(?!)終了したが、なんといっても今回の一番の疲労感の元は下山。夕方になって雨も降ってきて下山の時のテールリッジが登りより滑るので怖々と降りるハメになった。時間もかかってしまい、ヘロヘロになって一ノ倉沢出合いに着いた時には既に薄暗かったが本当に嬉しかった。あまりの嬉しさに、自然とメンバー全員と固く握手を交わしていた。真っ暗になった林道をヘッデンを点けてロープウェイ駅に向かって歩く。前夜仮眠時間1時間。行動時間16時間。眠気と疲労でヘロヘロの中、N倉さんに「今日の山行なら{火曜山想会 1日を遊び尽くす}に匹敵するレベルになれました~?」と聞くと「まあ、昔はこれが普通だからな~」とのお返事に、益々自分はゴミみたいなレベルだと思い知らされたが、何故か清々しい気持ちにもなれた良い山行だった。

谷川ロープウェイ駅4:00----南稜テラス7:10/7:50---最終ピッチ終了点12:20---

---南稜テラス16:00---出合い19:00/19:20---谷川ロープウェイ駅20:10

 

一ノ倉沢
テールリッジ
南稜テラス
馬の背

大菩薩 小金沢山 2017.6.13 会山行

湯ノ沢峠9:40---黒岳10:45---牛奥ノ雁ヶ腹摺山11:45/12:20---小金沢山12:50/13:10---牛奥ノ雁ヶ腹摺山13:45---黒岳14:45---湯ノ沢峠15:35

6月の会山行は尾根のみになってしまいましたが、元々は尾根組は小金沢山ピストン、沢組は釜入沢で予定していました。
以前後藤さんより、小金沢連嶺の縦走がとてもオススメだと教えて頂き、それ以来一度小金沢連嶺に行ってみたいと思っていました。会山行の行き先を悩んでいた際、再度小金沢連嶺の話が出たので、会山行で行くことは出来ないか?と調べてみました。レンタカーなので縦走は難しそうでしたが、小金沢山までのピストンなら時間的にも丁度良く、晴れれば富士山を眺めながら快適な尾根歩きが出来る上、時間的に厳しくても500円札で有名な牛奥ノ雁ヶ腹摺山までで引き返しても満足できるのではと思い、ピストンに決めました。沢組は近隣に丁度良い沢が無かったので悩みましたが、一つ山を挟んだ釜入沢にして、飲み会で合流できればと考えていました。
当日の朝、集合場所の八王子駅に行くまでずっと雨が降っており、沢を決行するか悩みましたが、核心といわれているぐずぐずのアプローチが雨で崩れていたら嫌だと思い、沢は中止し、全員で小金沢山に行く事にしました。高速に入りトンネルを過ぎると雨が止み晴れてきたので、行けたかもしれないと思いましたが、決めた以上はと尾根歩きを楽しむ事にしました。
湯ノ沢峠で車を降りるととても寒く感じましたが、歩き出すとだんだん汗をかいてきて、日も出てきました。最初は割と急な道ですが、ゆっくりと全員離れずに歩く事ができました。樹林帯を暫く行くと急に視界が開け、気持ちの良い稜線に出ました。遠くは雲に隠れて見えませんが、近くの景色だけでも十分綺麗に見えました。雨は最後ぽつぽつと降ってきましたが、すぐ止んだので、最後まで濡れずに歩けて良かったです。
コースは割とアップダウンがありましたが、ピークとピークの間は短く、道も整備されて大きく足を上げるような所も無かったので、歩きやすかったです。本当は晴れて富士山が見えれば一番良かったのですが、道もよく景色もよく、ゆったりとした山歩きを楽しめました。時間はギリギリでしたが、久しぶりに大勢で土の道をがっつり歩けて、満足な山行になりました。リーダーとしては道を間違えかけたり、皆さんの希望を無視したり()と、色々至らぬ点があったかと思いますが、また来年も何月か担当させて頂きますので宜しくお願いいたします。

八ヶ岳稲子岳南壁左カンテルート  2017.6.20

アルパインマルチピッチの入門ルート。通常の切り方なら4ピッチでツルベで登るなら取り付きから2時間もあれば十分に登れる。浮石が多いのは全体的に斜度がなく浮石が緩斜面に溜まっていることにもよる。最高ピッチグレードはⅢ+~Ⅳ-程度で最終ピッチはそれなりに高度感もあり爽快。アプローチも単なるアプローチではなくみどり池や八ヶ岳の樹林帯を楽しみながらハイキング気分で楽しめる。ただし一般登山道を離れて枯れ木が散乱したガレ場についたらヘルメットを被ることをお勧めします。
取り付きまでのガレ場
終了点にて
終了点にて集合写真
稲子岳頂上にて

CONTACT

火曜山遊会は、火曜日及び平日を中心に活動する山岳会です。40年以上の歴史を誇り、ハイキングから雪山、ロッククライミング、山スキーまで四季折々の山を楽しんでいます。

ブログ更新情報

ブログを見る

携帯用QRコード

QRコード
携帯のバーコードリーダーでQRコードを読み取ることで、携帯版ホームページへアクセスできます。
PAGE TOP